端正な顔立ちと憂いを帯びた眼差しが印象的な萩原利久ですが、そのキャリアの原点は意外な場所にあります。萩原利久の子役時代を語る上で欠かせないのが、フジテレビ系の伝説的人気バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』への出演です。ナインティナインの岡村隆史が扮する名物キャラクター「オカレモン」の弟分である「オカレモンJr.」のメンバーとして、黄色いレモンの被り物をして約2年間にわたりレギュラー出演していました。
当時の特番インタビューや回想録において、本人は次のような述懐を残しています。
「目立ちたい、小島よしおさんに会いたいという無邪気な動機で入った世界でしたが、現場のプロフェッショナルたちの熱量に圧倒され、表現することの難しさと面白さを骨の髄まで叩き込まれました」
バラエティの過酷な現場で鍛えられた度胸と即興力は、その後の役者人生において揺るぎない土台となりました。その後、数々のオーディションに挑みながらステップアップを果たし、名門芸能事務所であるトップコートへと籍を移します。木村佳乃、中村倫也、松坂桃李、菅田将暉など、職人肌のトップ俳優が揃う同事務所に所属したことで、彼の役者としての覚醒スピードは一気に加速していきました。