マレットヘアの歴史的ルーツは、前髪やサイドを短くカットし、襟足を長く伸ばした「前はビジネス、後ろはパーティー」と呼ばれるスタイルにあります。80年代ロックスターやハリウッド俳優を中心に大流行したものの、90年代後半以降は極端なシルエットが敬遠され、長らく冬の時代が続いていました。
潮目が変わった最大の要因は、マレットヘア韓国メンズシーンでの再評価です。グローバルに活躍するK-POPトップアイドルや国内外のマレットヘア芸能人が、現代的なストリートファッションやハイブランドのルックと合わせて披露したことで、Z世代を中心に「エッジの効いたモードな髪型」として価値観が再定義されました。
都内有名メンズサロンの2025〜2026年顧客カルテ分析によると、センターパートやマッシュからのスタイルチェンジ希望者のうち、およそ4人に1人(約26%)が襟足を残すマレット系スタイルを要望しているというデータも出ています。単なる一過性のブームを超え、周囲と明確に差別化できる定番カテゴリーとして定着しています。