気管支炎に市販薬は効くのか?咳が止まらない夜の対処と選び方

気管支炎に市販薬は効くのか?咳が止まらない夜の対処と選び方

気管支炎に市販薬は効くのか?咳が止まらない夜の対処と選び方について押さえておきたい ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

ドラッグストアの店頭で「夜になると咳が止まらない」「横になると息苦しくて眠れない」と訴える利用者のうち、少なからぬ割合で気管支喘息(または咳喘息)の見落としが疑われます。気管支炎と気管支喘息はどちらも気道に炎症が起こる病気ですが、そのメカニズムと治療戦略は根本的に異なります。

感染症である急性気管支炎は、ウイルスや細菌の侵入によって気道粘膜が一時的に破壊され、分泌物が増加する疾患です。これに対して気管支喘息は、アレルギーや気道過敏性によって気道の筋肉(気管支平滑筋)が収縮し、空気の通り道が狭くなる慢性的な炎症疾患です。

両者を見分ける決定的なサインは、呼吸時の「喘鳴(ぜんめい)」と「時間帯」です。息を吐くときに喉や胸の奥から「ヒューヒュー」「ゼーゼー」という狭窄音が聞こえる場合、あるいは深夜から早朝の決まった時間帯に激しい咳込みが起こる場合は、気管支喘息や咳喘息の可能性が極めて濃厚です。市販の咳止め薬をいくら飲んでも気道の狭窄そのものは十分に解除されず、処方薬である吸入ステロイド薬や吸入気管支拡張薬による専門治療が不可欠となります。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。