Web上の一部情報やSNSの口コミでは、「レッドろまんはルビーロマンの偽物やコピー品種ではないか」という無根拠な言説が散見されます。しかし、これは完全な誤解です。
日本のぶどう育種界では、ロザリオ・ロッソや赤嶺、マスカット系などをベースに各地の情熱的な生産者が独自の交配・選抜を行っており、「レッドろまん」もそうした山形の豊かな風土と篤農家の手によって生み出された独立した優良系統です。ネーミングの響きが似通っていることから生まれたネット上の風評に惑わされることなく、純粋な山形のフルーツ文化が生んだ結晶として捉える必要があります。
また、「赤系ぶどうは皮の色が濃いほど甘い」という固定観念も盲点の一つです。レッドろまんは日照管理と寒暖差により美しいルビー色へと染まりますが、色づきが鮮やかなピンクがかった紅色であっても、糖度は十分に仕上がっています。外見の色ムラだけで味の良し悪しを判断してしまうのは、生産者の熟練した出荷基準を見誤ることにつながります。