アングラな雰囲気を漂わせつつも、ここから生まれるプロダクトの影響力は無視できない規模になっている。すでに複数のスタートアップがこの部屋でのプロトタイプ作成を経て、ベンチャーキャピタルから数億円規模の資金調達に成功した。
大企業の新規事業開発部門の担当者が、スカウト目的でこっそり部屋を訪れることも珍しくない。オープンイノベーションと叫ばれて久しいが、本当に尖ったアイデアは企業の会議室ではなく、こうした「隠れ家」でしか育たないことを、誰もが感づき始めている。
ある大手IT企業の投資責任者は「彼らは金目的ではなく、純粋な好奇心で動いている。その熱量を買いたい企業はごまんとある」と匿名を条件に明かした。