国宝2体に出会う旅!茅野市尖石縄文考古館の全貌と見学術

国宝2体に出会う旅!茅野市尖石縄文考古館の全貌と見学術

国宝2体に出会う旅!茅野市尖石縄文考古館の全貌と見学術の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

八ヶ岳西南麓は、縄文時代中期(約5,000〜4,000年前)において日本列島で最も人口密度が高く、文化が爛熟した地域の一つとして知られています。黒曜石の産地や豊かな森の恵みに支えられ、当時の人々は極めて洗練された精神文化と造形技術を育みました。

その頂点に位置するのが、当館の至宝である2体の国宝土偶です。

1986年に棚畑遺跡から発掘された「縄文のヴィーナス」(縄文時代中期・約5,000年前)は、ふくよかな下半身と妊娠した女性を思わせるフォルムが特徴です。表面は滑らかに磨き上げられ、生命の誕生と豊かな実りへの祈りが込められています。

一方、2000年に中ッ原遺跡から出土した「仮面の女神」(縄文時代後期前半・約4,000年前)は、逆三角形の仮面をつけ、幾何学的な文様が全身に刻まれたシャープで神秘的な造形を誇ります。静謐な空間でこの2体と対峙すると、数千年の時を超えた祈りの重みがストレートに伝わってきます。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。