Q1:肛門皮垂は市販薬(軟膏・座薬)を使い続ければ小さくなりますか?
A1:小さくなりません。市販薬は炎症や腫れを鎮める作用しかなく、余って伸びた皮膚組織そのものを消失させる効果はありません。根本的に皮膚のたるみをなくすには外科的な切除が必要です。
Q2:手術後の排便は痛くて我慢できなくなりますか?
A2:多くの場合、耐えられないほどの激痛にはなりません。排便時に傷口が引っ張られて少ししみる感覚がありますが、鎮痛薬の服用と便を軟らかくする緩下剤の併用により、通常の排便が可能です。
Q3:切除した後に再発することはありますか?
A3:切除した同じ組織が再び生えてくることはありません。ただし、術後に頑固な便秘で強いいきみを繰り返したり、新たにいぼ痔や切れ痔を発症したりした場合、別の部位の皮膚がたるんで新たな皮垂ができる可能性はあります。
Q4:悪性腫瘍(肛門がん)や性病と見分ける方法はありますか?
A4:見た目が似ていても、表面がカリフラワー状にボロボロしている場合は「尖圭コンジローマ(性感染症)」、硬いしこりや持続的な出血を伴う場合は「肛門がん」などの重大な疾患が潜んでいることがあります。自己診断は避け、専門医の視診・触診を受けることが安全です。
Q5:保険適用で手術を受けるための条件はありますか?
A5:皮膚炎を繰り返している、切れ痔や痔核に伴う病変であるなど、医学的な治療適応と診断されれば保険適用(3割負担で数千円〜1万円台)となります。完全な整容・美容目的とみなされる場合は自費診療となるため、事前の診察時に担当医へ確認してください。