木や石、和紙といった自然素材の持ち味を極限まで引き出す建築において、彼女の手腕はひときわ鮮烈な存在感を放つ。隈研吾建築都市設計事務所とのプロジェクトでは、繊細なルーバーの隙間からこぼれる間接光の角度ひとつにミリ単位の検証が重ねられた。建築の骨格が生み出す陰影と計算された光が溶け合い、昼から夜へと移ろう時間そのものがひとつのインスタレーションへと昇華する。
こうした繊細極まりないコラボレーションの成果は、世界的な建築メディア『ArchDaily』をはじめとする海外媒体でも特集され、国境を越えた称賛を浴びた。素材の呼吸を止めず、光によって構造体の温もりを増幅させる環境デザインの手法は、世界中のクリエイターたちに強烈なインパクトを与え続けている。