映画での演技に加え、水原希子の身体表現を語る上で欠かせないのが、親交の深い写真家・茂木モニカ氏とのコラボレーションによる写真集『夢の続き DREAM BLUE』(2021年)をはじめとするアートワークです。
アメリカの大自然を舞台に撮影された同作では、衣服を脱ぎ捨てた完全なネイキッド状態のカットが多数収録されています。しかし、そこに漂うのは男性向けグラビアのような「見せるためのポーズ」ではなく、大自然の光や風と一体化するオーガニックな解放感です。
水原はメディアの取材に対し、「人間の体は本来美しく、自然なものであり、それを過剰に隠したり卑猥なものとして扱ったりすることに違和感がある」と語っています。彼女にとってのヌードとは、女性が自らの身体の所有権を取り戻し、ありのままの生命力を肯定するポジティブな意思表示に他なりません。