日本の言論界を牽引する総合週刊誌は、それぞれが独自のカラーと読者層を抱えている。毎週の発売サイクルに沿って市場を観察すると、曜日ごとに明確な住み分けと激突が存在することがわかる。
週の口火を切るのが月曜日発売の『週刊ポスト』(小学館)と『週刊現代』(講談社)だ。シニア層やビジネスパーソンをターゲットに据え、年金、健康、経済の内幕から政界再編まで重厚なテーマを展開する。かつての過激なグラビア路線から脱却し、実生活に直結するマネー情報や医療批判で独自のポジションを築いた。
そして週の半ば、木曜日に激突するのが『週刊文春』(文藝春秋)と『週刊新潮』(新潮社)の両雄である。この2誌が店頭に並ぶ木曜日は、永田町や霞が関、大手芸能事務所にとって「最も緊張が走る朝」と呼ばれる。さらに金曜日には、講談社が誇る写真週刊誌の雄『FRIDAY』や、光文社の『FLASH』が週末の世論を決定づけるヴィジュアルスクープを投下する。