東郷記念館が半世紀以上にわたってブライダル業界の第一線に君臨し続ける最大の理由は、東郷神社本殿で執り行われる本格的な神前式と「参進の儀(さんしんのぎ)」の圧倒的な格式にあります。
挙式当日、雅楽の厳かな生演奏が杜に響き渡る中、朱傘を差しかけられた新郎新婦と親族が緑豊かな境内をゆっくりと歩み進める「花嫁行列(参進の儀)」は、参列者だけでなく偶然居合わせた一般参拝客からも感嘆の息が漏れる名物儀式です。「日本古来の伝統美を肌で実感できた」「緑の杜に純白の白無垢が鮮烈に映え、一生忘れられない光景になった」といった感動の声が、各大手婚礼クチコミサイトに数多く寄せられています。
また、披露宴における料理の口コミ評判が極めて高いことも特徴です。老舗のプライドをかけた出汁の旨味と、現代フレンチの洗練された盛り付けが融合したコースは、年配の親族から若い友人ゲストまで幅広い世代から「最初から最後まで箸が進み、本当に美味しかった」と絶賛されています。オープンキッチンから出来立ての温かい状態でサーブされるホスピタリティも高評価の要因です。
一方で、率直な意見として「伝統的な会場ゆえに、自由奔放なDIY演出やポップすぎるカジュアルウェディングを希望する場合には世界観のすり合わせが必要」「週末は大安などの吉日になると複数組の婚礼が重なるため、館内の動線で他の花嫁とすれ違うタイミングが気になる」といった現場ならではの指摘も見受けられます。格式と落ち着きを求めるカップルにとっては理想郷である反面、アットホームな手作り感を最優先したい層には好みが分かれる側面があります。