2015年に公開され世界的大ヒットを記録した『ジュラシック・ワールド』のクライマックスには、シリーズファンを狂喜させた印象的な演出が盛り込まれていました。テーマパーク内を疾走するティラノサウルス(第1作のレッキィ)が、メインストリートに飾られていたスピノサウルスの全身骨格標本を豪快に突き破って粉砕し、雄叫びをあげるシーンです。
この場面は、コリン・トレヴォロウ監督による前作『ジュラシック・パーク3』への明確なアンサーであり、傷つけられたT-REXの威厳を完全に取り戻すための「象徴的なリベンジ演出」でした。
第3作で味わったファンの悔しさを14年越しに晴らすこの粋な計らいにより、シリーズにおける「絶対王者=ティラノサウルス」という序列は再び不動のものとなり、続く『ジュラシック・ワールド/炎の王国』や『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』へと王者の魂が継承されていきました。