「2cmの拡張では物足りない」「思い切って首元を大きく開いたボートネックやUネックにしたい」という場合は、リメイクによるアプローチが視野に入る。
ハサミ1本でできる!縫わない切りっぱなし(ロールエッジ)加工
最も手軽なのは、襟リブの縫い目のすぐ下(約5mm〜1cm外側)を布切りハサミでぐるりとカットする手法だ。Tシャツの天竺(てんじく)生地は、横方向にカットすると端が自然と内側や外側にクルッと丸まる(ロールする)特性がある。このカールによって裁断面が隠れるため、ミシンで端処理をしなくてもヴィンテージライクでおしゃれな「切りっぱなしスタイル」が完成する。左右対称に切るため、Tシャツを縦半分に綺麗に折りたたんでチャコペンでガイドラインを引くのが失敗を防ぐコツだ。
手縫いで仕上げるワンポイントVネック改造
クルーネックの前中央部分に縦に2〜3cmの小さなスリット(切り込み)を入れ、左右のフチを内側に折り込んで手縫いでまつり縫い(またはブランケットステッチ)を施すだけで、首元の詰まり感が一気に解消されるヘンリーネック風・キーネック風のアレンジが可能だ。針と糸さえあれば30分程度で仕上げられ、首回りの解放感とこなれ感を両立できる。