変化のスピードが極めて速いIT業界を中心として、人材開発・人事の現場では大きな変化が起きている。かつての能力主義や年功序列から脱却し、組織心理学の知見を取り入れた適性診断とチームビルディングが標準化しつつある。
幹部候補の発掘において、単に過去の業績や営業数字だけを評価していては、複雑化した組織の摩擦に対応しきれないケースが相次いでいるためだ。性格特性の偏りを把握することで、補完関係にある人材をペアリングし、役員会やマネジメント層の意思決定バランスを整える。データに基づく多角的な人間観察が、組織の離職率低下やエンゲージメント向上に貢献する時代が到来している。