鶴岡八幡宮の大銀杏は倒木からどう蘇った?樹齢千年の真実と現在

鶴岡八幡宮の大銀杏は倒木からどう蘇った?樹齢千年の真実と現在

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静寂に包まれた境内に地響きが轟いたのは、2010年3月10日の午前4時40分頃のことでした。本宮へと続く大石段の左脇に堂々とそびえ立っていた鶴岡八幡宮のシンボル・大銀杏が、根元付近から無残にもへし折れるようにして倒壊したのです。

倒れた大銀杏は、樹高約30メートル、幹回り約7メートルを誇り、神奈川県の天然記念物にも指定されていた名木でした。早朝のニュースでこの一報が流れると、現地には早朝から多くの参拝者や報道陣が駆けつけ、横たわる巨木を前に涙を流す市民の姿も見られました。怪我人が出なかったことは不幸中の幸いでしたが、鎌倉の風景が一変してしまった喪失感は計り知れないものでした。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。