名門・佐渡ヶ嶽部屋からの独立は、決して突発的なものではなく、現役時代から温めてきた「自らの手で強い力士を育て、人間教育を行いたい」という強い情熱に基づいたものでした。師匠である先代・現佐渡ヶ嶽親方への深い敬意を保ちつつ、円満な形で独立を遂げた経緯があります。
相撲関係者やファンからの秀ノ山親方の評判は極めて高く、特に注目されているのが「伝統と科学の融合」です。現役時代からメンタルトレーニングやスポーツ医科学をいち早く取り入れていた親方らしく、稽古場には最新のコンディショニング理論や映像分析を導入。旧態依然とした指導から脱却し、力士一人ひとりの個性を伸ばす環境作りに注力しています。
部屋の経営面や親方の待遇に関しても関心が集まります。日本相撲協会の規定による年寄の月給・手当に加え、部屋持ち親方には力士の育成費や維持管理補助金が支給されます。親方個人の年収はおよそ1,500万〜2,000万円前後と推計されますが、部屋の運営や弟子の食費・生活環境の整備には多額の投資が必要とされ、まさに経営者としての手腕も発揮されています。