本作の土台を支える二大公式カップルが、野原夫妻と石坂(よしなが)夫妻です。それぞれの結婚に至るドラマには、飾らない愛情の尊さが凝縮されています。
野原ひろしとみさえの馴れ初めは、日常のささやかな偶然から始まりました。会社の営業帰りにみさえが落とした青いハンカチをひろしが拾ったことが二人の出会いです。その後、交際を経て北千住駅のホームでひろしが決死のプロポーズを敢行。「オレの給料袋を一生開けてくれ」という不器用ながら誠実な言葉でみさえの心を射止めました。普段は足の臭さや無駄遣いで小競り合いを繰り返す二人ですが、劇場版『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』で見せる夫婦愛は、多くの既婚者層から絶大な支持を集めています。
一方、ひまわり組の担任・よしなが先生(旧姓:よしながみどり)と夫の石坂純一の結婚も、ファンに愛される名場面です。優柔不断な純一と感情豊かなみどりは度々喧嘩を繰り返しましたが、土砂降りの雨の中、石坂さんがみどりの前に駆けつけて想いを告げるシーンは屈指の名作回。結婚式当日はしんのすけたちの乱入で式場が大混乱に陥りながらも、互いへの愛を再確認してゴールインしました。後に長女・もも子を出産し、共働き夫婦の日常を等身大で表現しています。