ちびまる子ちゃんに登場するキャラクターの多くには実在の同級生モデルがいますが、たまちゃんもその代表格です。作中での名前は「穂波たまえ」ですが、実在するモデル女性の本名も「たまえ」さんであり、あだ名もそのまま「たまちゃん」でした。さくらももこ氏の自伝的エッセイ『たいむないぷせる』や『もものかんづめ』などでも、小学校時代の親友として度々実名のエピソードが語られています。
ファンの間で最も驚かれるのが、たまちゃんの「その後」の人生です。彼女は清水市立入江小学校、清水市立第八中学校を経て高校・大学と進学したのち、語学や異文化への興味から海外へと羽ばたきました。20代でアメリカへ渡り、現地で知り合ったアメリカ人男性と国際結婚を果たしています。
さくらももこ氏がエッセイで明かしたところによると、たまちゃんは渡米後、明るく行動力あふれる女性として現地の生活にすっかり馴染んでおり、アニメの「おとなしく控えめなたまえちゃん」とはひと味違う、バイタリティに満ちた大人の女性へと成長していました。静岡の静かな住宅街から単身渡米し、異国の地で家庭を築くというグローバルな歩みは、作中のイメージとのギャップもあり、長年のファンを大いに驚かせています。