三目並べにおいて先攻と後攻のどちらが有利かといえば、圧倒的に先攻です。先攻は最大5手を打てるのに対し、後攻は4手しか打てず、常に先攻が仕掛けるリーチの防御に追われるためです。
ここで勝率を大きく左右するのが「初手にどこを打つべきか」という問題です。選択肢は「中央」「角(四隅)」「辺(上下左右の中央)」の3つに大別されますが、相手のミスを誘って勝利を狙うなら、先攻の初手は圧倒的に角(四隅のいずれか)が推奨されます。
なぜ中央ではなく角なのか。先攻が中央に打った場合、後攻が角に打つと簡単に引き分けコースへ収束してしまいます。一方、先攻が「角」から入ると、後攻側は「中央」以外に置いた瞬間、先攻の確定勝利ルートが成立します。つまり、後攻が初手で正解を選べる確率はわずか8分の1(12.5%)となり、相手に極めて重い心理的プレッシャーを強いることができるのです。
対する後攻側の鉄則は極めて明確です。先攻が角に打ってきた場合、後攻の唯一の正解は中央への配置です。それ以外のマス(辺や別の角)に置いた時点で、先攻が最善手を続ければ後攻の敗北が確定します。後攻を引いた際は、勝ちを狙いに行くのではなく「先攻の狙いを先回りして潰し、確実に引き分けへ持ち込む」冷静な立ち回りが求められます。