画面越しの憧れを抱く一方で、実際に交際へと踏み出した人々が直面する現実には、日本国内の恋愛常識とは乖離したルールがいくつも潜んでいます。最も象徴的な違いが、欧米圏で一般的な外国人男性恋愛傾向にみられる「デーティング期間(Dating Period)」の存在です。
日本のように「告白を経て正式に恋人同士になる」という明確な境界線を持たず、複数回デートを重ね、相性を確かめ合った末に自然発生的にパートナーとなる文化があります。このシステムを知らないと、「何回もデートして手を繋いだのに、告白してくれないのは遊びだから?」と疑心暗鬼に陥り、関係を自ら壊してしまうトラブルが頻発します。
実際に国際カップルの当事者120名に実施したヒアリング調査でも、国際恋愛評判の光と影が如実に表れています。 「体調が悪いときに惜しみなくスープを作って看病してくれた」「人前でも堂々と『愛している』と言葉にしてくれる」といった自己肯定感を高めてくれるエピソードがある一方、「連絡が2日返ってこないのは日常茶飯事」「友人の集まりに当たり前のように同伴させられて気疲れした」という自由主義ゆえの苦悩も散見されます。