検索エンジンで「沢田研二」と入力すると、関連ワードに「病気」「激痩せ」「入院」といった物騒な言葉が並ぶことがあります。しかし、結論から言えば、深刻な病気を患っているという噂は根拠のないデマです。
なぜこのような誤解が定期的に拡散されるのか。その背景には3つの構造的な要因があります。第一に、数年に一度、役作りやツアー前の体調管理で体重が数キロ変動した際、週刊誌のモノクロ隠し撮り写真によって「やつれた」「激変」と大げさに報じられる点。第二に、テレビ番組にほとんど出演しないため、動く本人の姿を日常的に確認できないライト層が「メディアに出ないのは重病だからではないか」と勘繰ってしまう点。そして第三に、2018年のさいたまスーパーアリーナ公演中止の記憶が曲解され、「健康上の都合で倒れた」と誤った解釈がネット掲示板などでひとり歩きした点です。
長年彼を追う音楽ライターや舞台関係者の証言によると、本人は至って健康そのものです。ライブ前には入念なストレッチと発声練習を欠かさず、日々の生活でも散歩や適度な運動を習慣化。酒量はかつてより減らしたものの、食欲は旺盛で、旬の野菜や魚を好んで口にしているといいます。ステージ上で水を豪快に飲み干しながら2時間以上シャウトし続けるタフネスを見れば、深刻な内臓疾患などを抱えていないことは明白です。「年相応のガタはあっても、歌うためのエンジンは頑丈そのもの」というのが、現場をよく知る関係者の一致した見解です。