毎年、履修登録の時期になると、SNSや学内の掲示板には「全カリの抽選に全部落ちて単位が足りない」「必修科目と時間が被って登録エラーになった」といった投稿が急増します。教務関係者への取材や学生コミュニティの動向を分析すると、履修登録で致命的な失敗を犯す学生には、驚くほど明確な3つの共通点が浮かび上がってきます。
第一の共通点は、立教の履修登録の1次登録において、定員倍率の高い人気科目やゼミ、全カリ(全学共通科目)の有名講座ばかりで枠を埋めてしまう「単線的エントリー」です。いわゆる「楽単」と噂される講義や、金曜日の午後を全休にできる都合の良いコマに希望が殺到するのは自明の理です。リスクヘッジとして倍率の落ち着いた堅実な科目や別曜日の予備コマを準備せず、希望順位の設計を怠った学生は、1次抽選の結果発表日に「当選ゼロ」という現実に直面します。
第二の共通点は、立教大学の履修上限単位(キャップ制)と必修科目の時間割重複(バッティング)に対する無理解です。立教大学では各セメスターおよび年間で履修登録できる上限単位数が厳密に定められています。学部・学科ごとに設定された上限枠を把握せず、後から追加できると安易に考えていたり、自動登録される必修科目と重複するコマに抽選科目を申し込んで自動無効になったりするケースが目立ちます。
第三の共通点は、行動経済学でいう「現在志向バイアス」に囚われ、シラバスの精読を後回しにする点です。立教大学のシラバス検索を活用せず、SNSの断片的な「出席なしで単位が来る」といった無責任な投稿を鵜呑みにして登録した結果、実際には2026年度から評価基準が期末レポートや厳格な小テスト重視へ刷新されており、学期末に単位を落として進級危機に陥るパターンが典型例です。