店頭のカウンターに掲げられたメニュー表には、常時10種類以上の揚げたて天ぷらが並びます。どれを選んでも外れがありませんが、初訪問の旅行者が絶対に外してはならないのが、看板メニューであるもずく天ぷらです。
同店は自らもずくの養殖業も手掛けており、収穫直後のもずくを即座に塩漬け保存して品質を一定に保つ仕組みを確立しています。そのため、旬の春先だけでなく年間を通じて肉厚で磯の香り豊かなもずくを味わうことができます。衣の中にぎっしりと閉じ込められたもずくは、外側がカリッと香ばしく、内側はもっちり・とろりとした唯一無二の食感。噛み締めるたびに広がる磯の風味とほのかな塩気が、揚げ油の重さを感じさせません。
このほか、中本鮮魚てんぷら店おすすめメニューとして不動の人気を誇るのが「さかな」と「いか」です。「さかな」は近海で獲れた白身魚が大きくカットされており、ふんわりとした身の柔らかさとジューシーな旨味が際立ちます。「いか」は弾力がありながらも歯切れがよく、噛むほどに甘みが滲み出ます。さらに、沖縄ならではの「アーサ(あおさ)」「紅芋」「ウインナー」なども揃い、甘辛いウスターソースを少したらして味変を楽しむのも地元流の醍醐味です。