ネット上では「韓国の授賞式なのに、なぜ毎回のように日本でばかり大規模開催されるのか?」「韓国国内を軽視しているのではないか」という批判や疑問がしばしば散見されます。しかし、この言説にはエンターテインメントビジネス構造上の大きな誤解が含まれています。
韓国国内において、5万人規模を収容できる全天候型のドーム施設は長年不足しており、ソウル近郊の大型スタジアムは気候条件や改修工事の影響を大きく受けます。対して日本のドーム球場ネットワークは、音響・照明・動線・配信インフラが極めて高度に整備されており、冬場の大型イベントをトラブルなく完遂できる環境が保証されています。
さらに、K-POPのファンダム構造は「推しのために遠征し、現地でグッズを購入し、公式配信を有料購読する」というエンゲージメントの強固さにおいて、日本市場が依然として世界最大の強みを持っています。つまり、日本開催は韓国の軽視ではなく、グローバルショーケースとしてのクオリティを成立させるための必然的な産業的判断なのです。