人体の細胞数はなぜ60兆個から37兆個へ?最新研究が明かす真実

人体の細胞数はなぜ60兆個から37兆個へ?最新研究が明かす真実

人体の細胞数はなぜ60兆個から37兆個へ?最新研究が明かす真実とは一体何なのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

37兆個の細胞は固定されたものではなく、刻一刻と激しい新旧交代を行っています。人体の内部では、1日あたり約3000億〜4000億個(全体のおよそ1%弱)の細胞が寿命を迎えて死滅し、同等の数が細胞分裂によって新たに生成されています。

各器官における細胞の寿命とターンオーバー周期には明確な違いがあります。

【組織別の新陳代謝周期】

  • 小腸・大腸の上皮細胞:約2日〜5日(最も過酷な消化液に晒されるため超高速で再生)
  • 胃粘膜細胞:約3日〜5日
  • 白血球(好中球):数時間〜数日
  • 皮膚(表皮):約28日〜40日(基底層から角質層へと押し上げられ垢となって剥離)
  • 赤血球:約120日(4ヶ月)(1秒間に約200万〜300万個が脾臓で破壊され骨髄で新生)
  • 骨(破骨細胞と骨芽細胞によるリモデリング):約3年〜10年
  • 心筋細胞・大脳皮質の神経細胞:ほぼ生涯入れ替わらない(ごく一部を除き分裂能が極めて低い)

日々の食事や水分補給は、まさにこの毎日数千億個単位で稼働する「体内工場」の原料として消費されています。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。