石川県立大学の最大のアイデンティティは、生物資源環境学部に設置された「生産科学科」「食品科学科」「環境科学科」の3学科にあります。それぞれの学科が独自の専門カリキュラムを持ち、1年次の基礎バイオサイエンスから4年次の卒業研究まで系統的に積み上げる構造が確立されています。
生産科学科は、植物バイオテクノロジー、作物育種、スマート農業、動物生産などを中心に学びます。能登の里山里海をはじめとする地域フィールドを活用した実践的な実習が多く、アグリビジネスの最前線に直結する知見を身につけられます。
食品科学科は、全国的にも人気の高い看板学科の1つです。石川県の発酵・醸造文化を背景に持ち、食品機能学、分子栄養学、微生物利用技術などを網羅的に研究します。食品衛生管理者や食品衛生監視員の資格取得要件を満たすカリキュラムが組まれている点も特徴です。
環境科学科は、土壌環境、水環境、生態系保全、地域景観デザインなどを多角的に扱います。公害防止管理者や環境計量士といった国家資格を目指す学生も多く、官公庁の環境部局や環境アセスメント企業へのアプローチに強みを持っています。