羽田空港を利用する国際線渡航者が最も警戒すべき事態が、羽田空港第2ターミナルと第3ターミナルの「行き先間違い」です。羽田空港第2ターミナルは長年、全日本空輸(ANA)やエア・ドゥ(AIRDO)、ソラシドエアを中心とする国内線専用施設として機能してきました。しかし国際線需要の拡大に伴い、ターミナル南側に国際線施設が本格稼働したことで、ANA国際線第2ターミナル発着便が大幅に増便されています。
ここで多くの利用者が陥る最大の罠が、「海外へ行くのだから第3ターミナル(旧国際線ターミナル)だろう」という思い込みです。2026年現在、ANAが運航する羽田発国際線便のうち、欧州・北米・アジア主要都市を結ぶ多くの便が第2ターミナル国際線施設から出発しています。一方、深夜早朝便や一部のアジア路線、提携他社便とのコードシェア便などは依然として第3ターミナルを使用しており、同一航空会社でありながら出発地が二分されているのが実情です。
出発ターミナルを正確に見分ける方法は極めてシンプルです。航空券(Eチケット控え)やANA公式アプリに表示される便詳細の「出発ターミナル」欄に「T2」または「T3」と明記されています。当日のフライト状況によって運用ゲートが変更される可能性もあるため、空港に向かう直前および到着直後に公式運行情報を必ず再確認する習慣をつけておく必要があります。