スタジオ内だけでなく、屋外中継を担当するお天気キャスターの衣装にも数々のアクシデントが潜んでいます。外ロケは天候の急変という制御不能なリスクと隣り合わせです。
特に春一番や台風中継、冬のビル風が吹き抜けるポイントでは、突風によってコートの前がはだけたり、スカートやワンピースの裾がめくれ上がったりする生放送中のハプニングが度々記録されてきました。現場では衣装スタッフが同行しないケースも多く、キャスター自身が傘を保持しながらマイクを持ち、フリップを操作するという極限状態に置かれます。
近年では強風対策として、衣装の内側に重りを仕込んだり、風を通しにくいタイトなシルエットの防風素材を採用したりする対策が標準化されています。しかし、現場の臨場感を伝える演出と安全な衣装管理のバランスは、今なお制作現場の大きな課題です。