大阪・十三駅周辺に数ある麺料理の中でも、なぜ今これほどまでに担々麺へ熱い視線が注がれているのでしょうか。その背景には、専門店や実力派ラーメン店が繰り出す「胡麻の圧倒的な重厚感」と「香味油・スパイスの複層的な設計」があります。
多くのファンを虜にする人気店の共通点は、煎り胡麻と練り胡麻(芝麻醤)を贅沢に使い、ベースとなる鶏ガラや豚骨の清湯・白湯スープと絶妙な黄金比で乳化させている点にあります。ひと口すすると押し寄せる芳醇な胡麻の甘みとコク、その直後に自家製辣油のキレのある辛味と花椒(ホワジャオ)の爽快な痺れが追いかけてくる構成は、一度体験するとクセになる中毒性を生み出しています。
さらに、甘辛く炒め上げた粗挽き肉(炸醤)の旨味や、香ばしくローストされたナッツの食感がアクセントとなり、最後の一滴まで飽きさせません。激戦区・十三ならではの切磋琢磨が、一杯ごとの完成度を極限まで押し上げています。