Q1:男性のうつ症状や自律神経失調症にも加味逍遙散は効きますか?
A1:極めて有効です。加味逍遙散は「女性特有の薬」と誤解されがちですが、男性更年期(LOH症候群)に伴うテストステロン低下、仕事上の過剰なプレッシャーによる自律神経の乱れ、イライラと抑うつを併発する男性患者に対しても心療内科や泌尿器科で頻繁に処方されています。体質(証)が合っていれば性別を問わず作用します。
Q2:ドラッグストアで買える市販薬(OTC)とツムラの医療用エキス顆粒は何が違いますか?
A2:配合されている生薬の種類自体は同一ですが、1日量に含まれる生薬エキスの濃度(満量処方か、安全性を考慮した2/3処方・1/2処方か)が異なる製品があります。また、保険適用となる医療用医薬品は医師の診察に基づいて処方されるため費用負担が抑えられ、定期的な安全性チェックを受けられるメリットがあります。市販薬で試して効果を感じた場合は、心療内科等で相談することをお勧めします。
Q3:何週間服用して効果がなければ処方を変えるべきですか?
A3:用法・用量を守って1カ月間服用しても、イライラ感やほてり、抑うつ気分に全く変化がみられない場合、あるいは途中で胃もたれや下痢が生じた場合は、明らかに「証」が合っていないか病態に処方が追いついていません。漫然と続けず、速やかに主治医に伝えて半夏厚朴湯、抑肝散、柴胡加竜骨牡蛎湯など他の方剤への変更、または西洋薬の導入を検討してください。