医学的な説明とは対照的に、運命論やスピリチュアリティの文脈においても、頭頂部の渦は古来より特別な意味を与えられてきました。インドの伝統医学アーユルヴェーダやヨガの概念において、頭頂部は宇宙の生命エネルギーが出入りする「第7チャクラ(サハスラーラ)」に位置します。このため、つむじ2つのスピリチュアルな意味としては、「直感力に優れている」「高次元のメッセージを受け取りやすい」「独自の強い使命を持って生まれたサイン」などと肯定的に解釈されるのが通例です。
また、理美容師や髪型研究家の間で注目される特殊な配置に、鳥居つむじの特徴があります。鳥居つむじとは、頭頂部の左右にほぼ等間隔で2つのつむじが並び、神社の鳥居の柱のように毛流が立ち上がる形態を指します。
鳥居つむじを持つ頭皮では、左右それぞれの渦が逆回転(一方が右巻き、もう一方が左巻き)しているケースが多く見られます。この場合、両方の渦から押し出された毛髪が中央部で激しく衝突し、モヒカンのように中央が自然に盛り上がるか、あるいは左右に真っ二つに裂けるような極端な毛流れを形成します。古くから神道的な連想が働いたことも手伝い、「神の使い」「類まれなる運気を持つ」といった畏怖の対象として扱われてきた歴史的経緯があります。