犬のマラセチア耳炎が治らない原因を解明!黒い耳垢の正体と最新治療法

犬のマラセチア耳炎が治らない原因を解明!黒い耳垢の正体と最新治療法

犬のマラセチア耳炎が治らない原因を解明!黒い耳垢の正体と最新治療法の特集記事をお届けします。最新トレンドがチェックできます。

SNSや大手Q&Aサイトでは、「耳垢がたくさん取れると気持ちいい」「市販の薬で拭いたら余計に赤くなった」といった飼い主の投稿が目立ちます。しかし、善意で行っている日常のケアが、実はマラセチア外耳炎を劇症化させているケースが後を絶ちません。

現場の獣医師が声を揃えて警告する最も危険な行為が「綿棒(人間用・ペット用問わず)を使った耳掃除」です。綿棒を耳道の奥に差し込むと、先端で耳垢を奥へと押し固めてしまい、鼓膜付近に頑固な耳垢プラグ(栓)を形成してしまいます。さらに、犬の耳道粘膜は人間の皮膚の数分の一の薄さしかありません。硬い綿棒で擦ることで微細な傷が無数につき、そこからマラセチアやブドウ球菌が侵入して二次感染を引き起こし、激しい痛みを伴う潰瘍へと進行します。

また、「アルコール入りのウェットティッシュで拭く」「水で薄めた酢や木酢液を入れる」「人間用の市販水虫薬を塗る」といったネット上の民間療法を真に受けて実践する飼い主も存在します。刺激の強い成分は炎症を起こしている粘膜を激しく刺激し、化学熱傷のような状態を引き起こします。さらに、過度な湿気を与えてそのまま放置することは、真菌の培養器を作っているのと同義です。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。