なぜ私たちは、質問攻めのシートに記入することにこれほど惹かれるのだろうか。コミュニケーション心理学を専門とする専門家は、こう分析する。「プロフィール帳に用意された『好きなタイプ』や『最近の悩み』といった質問は、日常の会話では切り出しにくい自己開示を自然に促す装置として機能しています」。
対面でいきなり深い話を始めるのはハードルが高い。しかし、決められたフォーマットに沿ってペンを走らせるだけであれば、照れくささを排除して素直な自分を表現できる。書く側にとっては心地よい自己整理の時間になり、受け取る側にとっては相手の意外な一面を知る喜びとなる。この双方向の心理的アプローチが、現代人の孤独感を和らげる一助になっているのだ。