婚約指輪(エンゲージリング)と結婚指輪(マリッジリング)の最も根本的な違いは、その「目的」と「着用期間」にある。婚約指輪は、結婚を約束した証としてパートナーへ贈る記念品だ。その起源は古代ローマ時代にまで遡り、当時は契約の証としての意味合いが強かった。現代では、ダイヤモンドなどの華やかな宝石をあしらったデザインが一般的で、プロポーズから結婚式までの婚約期間に主役となる。
一方で、結婚指輪は結婚式の際にお互いに交換し、その後の日常生活で日常的に身につけるものだ。こちらは11世紀頃のヨーロッパで始まった習慣とされ、途切れることのない「円」が永遠の愛を象徴している。日常使いを前提としているため、衣服に引っかかりにくいフラットなデザインや、耐久性の高いプラチナやゴールドが選ばれることが多い。