ハイテク化が進む一方で、施設側があえて残した「アナログな質感」も若者を引きつける要因だ。ヴィンテージ感漂うプラスチックのベンチ、手書き風のフォントで書かれたスコアシートの表示オプション、そしてどこか懐かしいメロンソーダの自販機。これらがSNSで「エモい」と拡散され、写真映えスポットとして機能している。
デジタルネイティブ世代にとって、重い球を自分の腕で転がし、ピンが物理的に倒れるという「手触り感のある体験」自体が新鮮なのだ。画面の中だけで完結するエンタメに飽きた若者たちが、リアルな衝撃と音を求めてレーンに集まっている。