朝響く鳩の鳴き声の正体とは?キジバト・ドバトの違いと撃退の鉄則

朝響く鳩の鳴き声の正体とは?キジバト・ドバトの違いと撃退の鉄則

朝響く鳩の鳴き声の正体とは?キジバト・ドバトの違いと撃退の鉄則について徹底解説いたします。最新の情報をお届けします。

住宅街で耳にする鳩の鳴き声は、大きく分けて2種類存在する。日本古来の在来種である「キジバト」と、都市公園や駅前を占拠する外来起源の「ドバト(カワラバト)」だ。両者は見た目の羽模様だけでなく、発声のリズム、生息環境、そして人間生活への攻撃性において全く異なる特性を持っている。

多くの人が「朝の目覚まし代わりになって腹が立つ」と訴える規則正しい旋律こそ、キジバトの鳴き声「デーデーポッポー」である。音楽の拍子で言えば厳密には4拍子のリズム(休符から入る「ッ・デーデー・ポッポー」)を刻んでおり、トーンは管楽器のように太く深く響く。ネット上では「フクロウの鳴き声ではないか」「誰かがリコーダーを吹いているのかと思った」と勘違いされるケースも後を絶たないが、住宅街の電柱やテレビアンテナの上で規則正しく反復されている場合、その9割以上はキジバトのオスの鳴き声だ。

一方、ベランダの手すりや室外機の隙間から直接聞こえてくる不穏な音の主は、ドバトの鳴き声「クルックー」である。求愛時や興奮時には、喉を風船のように大きく膨らませ、頭を上下に激しく振るいながら「グルルルル…クルックー」と地を這うような重低音を響かせる。単独行動を好むキジバトに対し、ドバトは極めて強い集団帰属性を持つため、この声が聞こえた時点で「複数の個体が周囲に潜伏している」と捉えるのが現場の定説だ。

比較項目キジバト(ヤマバト)ドバト(カワラバト)生活環境への影響・危険度代表的な鳴き声「デーデーポッポー」(4拍子の反復)「クルックー」「グルルル…」(低音の連続)キジバトは音の反響、ドバトは距離の近さが騒音要因外見の特徴背中にウロコ模様、首側面に青白の横縞灰青色、首元に緑・紫の光沢、鼻先に白いコブドバトは羽毛・体表のダニ・アレルゲン保有率が高い行動様式単独または1対のつがい(縄張り意識大)十数羽〜数十羽の群れで行動(社会性高)ドバトは群れを引き寄せるため被害が加速度的に拡大営巣場所の傾向庭木、街路樹の枝又、ベランダの鉢植え陰マンション梁、室外機裏、雨戸袋、高架下人工構造物の狭所を好むドバトは建物被害が甚大定着時のフン害リスク局所的(巣の真下周辺に限られる傾向)壊滅的(大量排泄による金属腐食・悪臭)クリプトコックス菌などの感染症媒介リスク直結
橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。