この空前のブームの原点を辿ると、極寒の北海道に生息する小さな野鳥に行き着く。その愛くるしい魅力を社会に広く知らしめた最大の功労者が、写真家のやなぎさわごう氏だ。同氏が運営するX(旧Twitter)アカウント「ぼく、シマエナガ。」は、愛くるしい瞬間を捉えた写真を日々投稿し続け、数百万のフォロワーを魅了してきた。
タイムラインを流れる一瞬のシャッターチャンスが、人々の「手元に置きたい」という強い欲望を刺激した。画面越しの可愛らしさが立体物として具現化されたことで、単なる野鳥写真の枠を超えた巨大なファンコミュニティが形成されたのだ。