世代ごとにボールの入手ハードルは激しく変動してきましたが、『ポケモンSV』ではその経済圏が過去作から完全に再構築されました。特にポケモンSVボール一覧において最上位の希少度を誇っていたガンテツボール、ドリームボール、ウルトラボール、そしてマスターボールの供給ルートは、追加コンテンツ『ゼロの秘宝 藍の円盤』の登場によって劇的なパラダイムシフトを迎えています。
発売初期のパルデア地方において、オシャボの入手はマリナードタウンの「競り」で数十万光年(ゲーム内通貨)を投じるか、学校最強大会(アカデミーレイド)の極めて低い確率のランダム報酬に依存していました。マスターボール入手方法についても、メインストーリークリア時にクラベル校長から手渡される1個、およびパルデア図鑑400種コンプリート報酬の1個という、厳格な個数制限が敷かれていました。
しかし、ブルーベリー学園のリーグ部室に設置された「どうぐプリンター」がすべてを塗り替えました。落とし物とBPを消費してガチャを回すこの装置は、特定のアップグレードを経て「レアボールチャンス」を発動させることが可能になります。これにより、従来は1周のプレイで数個しか手に入らなかったガンテツボールやマスターボールが、正規のゲームプレイの範囲内で量産可能なアイテムへと変貌を遂げたのです。
過去作におけるバグ技による増殖や、交換掲示板での改造個体リスクに怯えることなく、正規プレイのみで手持ちの全伝説ポケモンをお気に入りのオシャボに収める土壌が、2026年現在の環境では完全に整備されています。