かつてより「将軍塚展望台」一帯は京都屈指の夜景スポットとして名を馳せていましたが、青龍殿の大舞台が完成したことでその魅力は頂点に達しました。眼下に広がる碁盤の目状の街明かりが宝石のように瞬き、遠く南西方向へと続く都市の煌めきは息を呑む美しさです。
春の桜と秋の紅葉のハイシーズンには、夜間特別拝観(ライトアップ)が開催されます。青龍殿の境内庭園が柔らかな光に包まれるとともに、大舞台の足元から京都市街の夜景が一体となる光景は圧巻です。さらに、青蓮院門跡のシンボルでもある夜空へ放たれる一筋の青い光線(観音様の慈悲の光を象徴)が東山の夜空を貫き、幻想的な雰囲気を醸し出します。日没直後のトワイライトタイムから完全な夜へと移り変わるグラデーションの時間帯は、特等席の眺望を求めて多くの鑑賞者が訪れます。