ネット上の考察コミュニティやSNSでは、ラビリンスの設定について時に事実と異なる言説が見受けられます。長年議論されている誤解を整理します。
- 誤解1:最初から国民全員がロボットだった?
実態は「生身の人間」です。メビウスによる精神的・身体的な行動統制によって感情表出を極限まで抑え込まれていただけであり、終盤にメビウスの制御が外れた際には、皆が一斉に戸惑い、やがて笑顔を取り戻す描写が丁寧に描かれています。 - 誤解2:ノーザも元々はラビリンスの国民だった?
ノーザは生身の人間ではなく、メビウスが自らの遺伝子操作と植物の種子から作り出した「純粋な生体兵器」です。そのため、ウエスターやサウラーのような情動の揺らぎが最後まで存在せず、メビウスの忠実な拡張機能として散りました。 - 誤解3:元ネタは単なるSF映画のパクリ?
『マトリックス』や『メトロポリス』、ジョージ・オーウェルの『1984年』など複数の古典的意匠が引用されていますが、制作陣(シリーズディレクターの座古明史氏ら)が意図したのは「思春期の少女たちが直面する、決められたレール(管理)と自由への不安」の具現化でした。単なるSFオマージュではなく、テーマ性の核として機能しています。