妊娠超初期のレントゲンは影響ある?胎児の被曝線量と医師の見解

妊娠超初期のレントゲンは影響ある?胎児の被曝線量と医師の見解

妊娠超初期のレントゲンは影響ある?胎児の被曝線量と医師の見解の疑問点について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

SNSや知恵袋などのコミュニティでは、「妊娠に気づかずレントゲンを撮ってしまい後悔で眠れない」「中絶を考えたほうがいいのか」といった悲痛な書き込みが後を絶ちません。しかし、これらは「放射線=奇形」という漠然とした恐怖が先行してしまった誤解です。

現場の産婦人科医の見解として、通常の診断用レントゲンを1回〜数回受けたことだけを理由に人工妊娠中絶を勧める医師は世界中どこを探しても存在しません。日本産科婦人科学会の産婦人科診療ガイドラインにおいても、「妊娠初期の診断目的のX線照射(100mGy未満)によって妊娠中絶を考慮する必要はない」と明確に規定されています。

臨床の現場では、急性虫垂炎(盲腸)や交通事故の疑いなどで、妊娠中と判明している妊婦さんに対して腹部CT撮影を実施するケースすらあります。それほどまでに現代の放射線診断は被曝線量が厳密にコントロールされているのです。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。