米ネバダ州ラスベガスで開催された「UFC 310」のメインカード。世界中が固唾をのんで見守ったUFC 310 朝倉海 試合結果は、王者アレッシャンドリ・パントージャによる2ラウンド2分5秒、リアネイキドチョークによる一本勝ちという非情な幕切れとなりました。
第1ラウンド、朝倉海は持ち前のスピードを生かしたステップワークから、破壊力のある右ストレートと鋭いボディへの前蹴りをヒットさせ、王者の前進を牽制。パントージャの強打に対しても臆することなくカウンターを合わせ、スタンド打撃の純粋なハンドスピードではオクタゴン屈指の切れ味を証明しました。現地中継の解説を務めたジョー・ローガンやダニエル・コーミエも「海の打撃は本物だ。パントージャの顎を捕らえている」と感嘆の声を上げたほどです。
しかし、勝負を分けたのは第2ラウンドでした。打撃の交錯からパントージャが一瞬の隙を突き、ケージ際へ朝倉海を押し込むと、獰猛なプレッシャーでテイクダウンを奪取。朝倉海も背中を金網につけて立ち上がろうと懸命のディフェンスを試みたものの、百戦錬磨のパントージャは一瞬の体勢の乱れを見逃さずバックマウントへ移行。瞬く間に強固なボディトライアングル(胴締め)を完成させ、喉元深くへ腕を滑り込ませました。タップアウトを余儀なくされた朝倉海はキャンバスに沈み、朝倉海 パントージャ 勝敗の行方は王者の防衛という形で決着しました。