作り置きした手作り肉まんや、スーパーで購入したチルド・冷凍の肉まんを食べる際、多くの人が電子レンジで加熱して失敗を経験している。加熱直後は熱々で柔らかいものの、数十秒経つと生地の外側が水分蒸発によってカチカチに硬化してしまう現象である。
このデンプンの老化を防ぎ、肉まんふわふわにするコツを凝縮した肉まん温め直し蒸し器なしテクニックとして、SNSでも検証され絶賛を集めた「マグカップ蒸し法」を推奨したい。
やり方は極めて合理的だ。マグカップの底に水(大さじ1〜2程度)を注ぎ、その上に肉まんを乗せる。このとき肉まんが水に直接浸からないよう、カップの口径と肉まんのサイズがフィットするものを選ぶのがポイントだ。ラップは肉まんに直接密着させず、カップ全体をふわっとドーム状に覆うようにかける。500Wの電子レンジで約1分〜1分20秒加熱すると、カップの底から沸騰した水蒸気が立ち上り、即席のミニ蒸し器状態を作り出す。水分子の直撃による生地の乾燥を防ぎ、驚くほどふっくらとした質感で蘇る。
また、味のバリエーションとして秀逸なのが「フライパン焼き肉まん」へのリメイクである。フライパンにごま油を薄く引き、肉まんの底面を弱火で2〜3分こんがり焼いた後、水大さじ2を入れて蓋をし、蒸し焼きにする。底は香ばしくカリッとした食感、上部はもっちりとした蒸気戻しの食感となり、中華街の焼き小籠包に匹敵する絶品スナックに昇華する。