1965年生まれの緒方恵美は、2026年現在で60歳(還暦)を迎えました。四半世紀を超えてアニメ業界のトップランナーとして走り続けてきた彼女は、今どのような活動に注力しているのでしょうか。
エヴァ完結後もその表現力は衰えるどころか進化を続けています。2021年末に公開されメガヒットを記録した『劇場版 呪術廻戦 0』の主人公・乙骨憂太役では、気弱でありながら内に強大な力を秘めた少年の声を演じ、新たな世代のファンを熱狂させました。エヴァで培われた「痛みを抱えながら他者のために立ち上がる少年」の表現は、見事な形で後続のヒット作へと継承されています。
さらに現在の緒方は、プレイヤーとしての活動と並行して「Breathe Arts(ブリーズアーツ)」の代表として、声優・表現者の育成と業界の環境改善に尽力しています。自身が過酷な現場で心身を削ってきた経験から、メンタルヘルスケアの重要性や、確かな技術に基づいた息の長い役者を育てる私塾・レッスンを運営。商業主義に流されない本物の表現者を次世代に送り出す活動に情熱を注いでいます。