後世の視聴者を最も驚かせるトピックが、現在では単独主演を務めるレベルの大物俳優たちが「クレジットの下位」や「わずか数秒の端役」として出演していた事実です。
とりわけ鮮烈なのが高橋一生の出演シーンです。高橋が演じたのは、マコトの中学時代の同級生で、長髪をボサボサに伸ばして部屋に閉じこもる引きこもり青年・森永和範。マコトがパソコンのトラブル解決やハッキングを依頼するために部屋を訪れる第3話、第6話、そして最終回などに登場します。当時の高橋一生は19歳。現在の端正で知的なイメージを完全に覆す、無精髭にオタク気質の奇妙な挙動を見事に演じ切っており、のちの大ブレイクを予見させる圧倒的な憑依型の演技力を披露していました。
さらに視聴者の間で「都市伝説」とまで囁かれたのが、小栗旬のカメオ出演です。登場するのは第2話「西一番街ブラックホール」。ヤクザの組長の娘が誘拐された事件で、マコトとタカシがG-Boysのメンバーを集めて聞き込みを行うボーリング場のシーンです。タカシの背後で金髪坊主頭の不良少年として立っており、「あいつだよ」と短いセリフを発して指を指す姿が確認できます。クレジットにも名前が表記されていないエキストラに近い端役でしたが、当時17歳の小栗旬が放つ独特の目つきと存在感は、現在のファンにとって垂涎の貴重映像となっています。
また、2003年に放映されたスペシャルドラマ『池袋ウエストゲートパーク スープの回』では、この豪華路線がさらに加速しました。新キャラクターのラーメン店店員「クレイジー・冷麺」として当時まだ10歳だった神木隆之介が出演。元横綱のKONISHIKIや、元男闘呼組の岡本健一が旭川ギャングのボス役で登場するなど、サブカルチャーとメジャー芸能がカオスに交錯する奇跡のキャスティングが実現していました。