日常の移動で最もミスが起きやすいのが、主要ターミナル駅間での内回り・外回りの選択です。反対方向の電車に乗ってしまうと、大幅なタイムロスに直結します。
現場で迷いやすい代表的な2つの区間を例に、具体的な所要時間の差を見てみましょう。
まず、ビジネスや買い物客で賑わう「新宿から渋谷」の区間です。 新宿駅から外回りに乗車した場合、停車駅は「新大久保や池袋」方面ではなく、南下して「代々木、原宿、渋谷」と進みます。所要時間はわずか約7分です。 一方、誤って内回りに乗ってしまうと、池袋・上野・東京・品川と都心をぐるりと大回りすることになり、渋谷駅に到着するまで約53分もかかります。約46分もの致命的な時間差が生じるため、新宿から渋谷へ向かう際は「外回り」が必須の選択となります。
次に、新幹線接続駅として頻繁に利用される「東京から品川」の区間です。 東京駅から外回りに乗ると、「有楽町、新橋、浜松町、田町、高輪ゲートウェイ、品川」と順調に進み、約11分で到着します。 これに対して内回りに乗車してしまうと、神田・秋葉原・上野・池袋・新宿を経由するため、品川駅まで約50分を要してしまいます。
判断基準の鉄則はシンプルです。「西側を南下する移動(池袋→新宿→渋谷)」および「東側を南下する移動(上野→東京→品川)」は、どちらも外回りが正解です。目的地が環状線の半周(15駅)より手前にあるかどうかを意識するだけで、致命的な乗り間違いを防ぐことができます。