インターネット上で「ちーちゃん」を検索するユーザーの動機は、大きく分けて二つの潮流に分かれています。一つはYouTubeやInstagramを中心に活動するインフルエンサー・配信者としての「ちーちゃん」、もう一つは映画『毒娘』および漫画『ちーちゃん』に登場する常軌を逸したキャラクターです。
まず、WEB空間で親しまれている配信者・タレントとしてのプロフィールを整理すると、本名や正確な年齢については防犯やプライバシー保護の観点から非公開とされているケースが目立ちます。ファンコミュニティ内では「20代後半から30代前半」と推測されることが多く、愛嬌のあるキャラクターと日常を飾らないトークスタイルで独自のポジションを築いてきました。
一方、エンタメ界で社会現象となった作品『ちーちゃん』における主人公は、思春期の脆さと狂気を体現したキャラクターです。中学校に登校せず、ある日突然ボロボロのジャージ姿で虫の死骸を手に教室へ現れるという衝撃的な描写で読者を戦慄させました。『惡の華』や『血の轍』で知られる押見修造氏が紡ぎ出す心理描写と、内藤瑛亮監督が映画『毒娘』で構築した世界観が見事に融合し、2020年代半ばを代表する心理サスペンスとして不動の地位を確立しています。