現地での気象観測データや茨木市防災情報雨の記録を精査すると、茨木市の降雨には明確な地域特性が存在します。市の北部に広がる丹波高地・北摂山系(見山地区・福井地区周辺)と、南部の平野部(JR・阪急沿線エリア)では、わずか数キロメートルの距離でありながら天候が完全に分断される現象が日常的に観測されます。
南からの湿った空気が大阪平野を北上し、北摂山地にぶつかることで上昇気流が生じ、山沿いで先行して強い雨雲が形成されます。その後、冷気が吹き出すガストフロント(突風前線)によって平野部でも一気に積乱雲が連鎖発生します。SNSや地域掲示板でも「山の方は真っ黒な雲なのに駅前は晴れている」「10分後に突如猛烈な土砂降りになった」といった証言が相次ぐのは、この地形起因の上昇気流が直接的な要因です。