フェーズ2の始動に伴い、メンバーのビジュアルが一変したことは、既存ファンと新たなリスナー層の間で激しい議論を巻き起こしました。編集部が当時のSNSや掲示板、知恵袋のログを分析したところ、ファンの受容プロセスには明確なグラデーションが存在していました。
変革当初、長年応援してきたコアファンからは「以前のような等身大の泥臭いロックバンドに戻ってほしい」「メイクが濃すぎて別人のようだ」といった戸惑いの声が上がったのは事実です。初期の素朴なスニーカーとジーンズの佇まいに愛着を抱いていた層にとって、中性的なメイクや煌びやかなオートクチュール風の衣装は大きな違和感として映りました。
しかし、新曲がリリースされ、スタジアム規模のライブ演出が明かされるにつれて空気は一変します。「ビジュアルの変化は単なる飾りではなく、大森が描く壮大な楽曲世界を3次元で表現するための必然だった」という納得感が広がったのです。結果として、従来のロックファン層に加え、K-POPファンや舞台芸術ファン、ファミリー層までを巻き込む巨大な支持基盤を形成するに至りました。