TNTの爆風が他のエンティティ(点滅中のTNTを含む)を弾き飛ばす物理特性を応用した究極の装置が、マイクラTNTキャノン設計です。その基本構造は極めて論理的であり、「推進力を生み出す装薬(推進TNT)」と「敵陣や目標地点へ着弾させる弾頭(飛翔TNT)」の二段階点火で成立しています。
砲身の底部に水流を流し、その水流の中にディスペンサー(発射装置)から複数個の装薬TNTを同時に射出します。水中に存在する装薬TNTは砲身自体を一切壊さず、爆発の莫大なベクトルエネルギーのみを前方へ放射します。この爆風の直撃を受ける絶妙なタイミングで、水流の外側(あるいは水流の端にあるハーフブロック上)に配置した弾頭TNTを点火させることで、数百ブロック先まで一瞬で弾頭を撃ち出すことが可能になります。
設計における成否の分水嶺は、リピーター(反復装置)を用いたディレイ(遅延)調整です。装薬TNTが爆発する直前、具体的には装薬爆発の約0.2〜0.5秒前(リピーター遅延3〜4段階の直列配置)に弾頭を着火させなければなりません。弾頭の点火が早すぎれば発射前に自陣で爆発し、遅すぎれば上空高く飛びすぎて目標を遥かに飛び越えてしまいます。
特に注意を要するのが、統合版マイクラTNTキャノンの構築です。Java版のように一点にきれいに重ならないため、装薬TNTが水流の中で暴れて散らばり、弾頭に均等な推進力が伝わらない現象が多発します。この対策として、統合版ではディスペンサーの射出口を水流を挟んで向かい合わせに配置し、なおかつ足元を水没したフェンスやトラップドアで物理的に固定することで、ブレを最小限に抑え込む設計が必須となります。